世界の観光地名がわかる事典 「ゴスラーのマルクト広場」の解説 ゴスラーのマルクトひろば【ゴスラーのマルクト広場】 ドイツ中央部、ザクセン州南部のハルツ山中のランメルスベルク鉱山で中世から栄えたゴスラー(Goslar)旧市街中心部、アーケードと5つの尖頭がある15世紀半ば建造の市庁舎と、その向かいにある仕掛け時計グロッケンシュピール(Glockenspiel)がある、歴史的な建物に囲まれた広場。ゴスラーの有名なクリスマスマーケットは、ここマルクト広場で行われる。広場中央には、12世紀につくられたゴスラーのシンボルである、冠をかぶった帝国の鷲が両翼を広げる、2つの池を持つ噴水(泉)がある。広場の西に面した市庁舎の最大の見どころは、1502~1520年にかけて造られたかつての市参事会の会議ホール「信奉の間」(Huldigungsaal)で、16世紀に描かれた壁画や荘麗な装飾がある。広場の仕掛け時計は毎日4回、ランメルスベルク鉱山の歴史を物語る人形の仕掛けが動き出す。また、広場に面したカイザーヴォールトは1494年に建てられたギルド会館で、外壁に多数の皇帝像が立っていて、現在はホテルとなっている。市庁舎のすぐ裏手には、マルクト教会がある。この広場を中心としたゴスラー旧市街は、ランメルスベルク鉱山とともに世界遺産に登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報