現代外国人名録2016 の解説
ゴラムホセイン カルバスチ
Gholamhossein Karbaschi
- 職業・肩書
- 政治家 元テヘラン市長
- 国籍
- イラン
- 生年月日
- 1954年
- 学歴
- ニューカッスル大学
- 学位
- 博士号(都市計画)
- 経歴
- イスファハン州知事を経て、1990年当時のラフサンジャニ大統領によりテヘラン市長に任命される。’96年穏健・現実派の官僚、実務家などと穏健派政党“建設の奉仕者”の創設に関わり、’97年ハタミ大統領当選に貢献。’98年4月大統領選への市予算流用などの容疑で検察当局から拘束される。同月釈放。同年7月テヘラン特別法廷は禁固5年、他にむち打ち60回、16億リアル相当の市財産返却、20年間の公務復帰禁止の有罪判決を言い渡した。同事件の裁判は、市民の強い要求でテレビで公開された。同年12月控訴審では、禁固5年を2年に減刑する判決が下された。’99年4月イラン最高裁は元市長の上告を退け、控訴審判決を支持し禁固2年の実刑が確定。2000年1月最高指導者ハメネイ師の恩赦で釈放される。市長時代、至る所の壁に書かれた“米国に死を”のスローガンを消し、緑化を進めて“ミスター・フラワー”と呼ばれた。のちニュース週刊誌「シャフルバンデ・エムルズ」社主となるが、2009年11月発禁。2013年より“建設の奉仕者”の幹部を務める。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報