最新 地学事典 「ゴールドシュミット」の解説
ゴールドシュミット
Goldschmidt, Victor Moritz
1888.1.27~1947.3.20 化学の教授の子としてチューリヒに生まれる。父の転任のためオスロに移り,そこで教育を受けた。1914年オスロ大学教授,29年ゲッチンゲン大学教授。35年ナチスに追われてノルウェーに帰った。42年ナチスの収容所に入れられたが,同年脱出し,翌年英国に逃げた。戦後再びオスロに帰り同地で死去。1920年ごろまでは主として南ノルウェーの変成岩や深成岩の研究を行い,鉱物構成を相律的な立場から解析して,変成作用や交代作用の研究に新しい視野を開いた。1920年代以降は彼の興味は地球化学の分野に向かい,岩石圏および隕石中の元素の分配律を明らかにすることに主力を注いだ。主な論文および著書は『Geologisch-pet-rographische Studien im Hochgebirge des südlichen Norwegens』(1921),『Geochemische Verteilungsge-setze der Elemente』(1923~37)。なお,死後出版された彼の論文集に『Geochemistry』(1954)がある。
執筆者:佐藤 壮郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

