さいたづま

精選版 日本国語大辞典 「さいたづま」の意味・読み・例文・類語

さいたづま

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物いたどり(虎杖)」の異名。また、一般に、春もえでた若草をいうとも。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「野べ見れば彌生の月のはつるまでまだうら若きさいたづま哉〈藤原義孝〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)春下・一四九)
  3. さいたづまいろ(━色)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のさいたづまの言及

【イタドリ】より

…海岸から高山までの日当りのよい場所に普通に生ずる,雌雄異株のタデ科多年草(イラスト)。多くの地方名があり,古くはタジヒ,サイタヅマともいわれた。 茎は太く,直立し高さ50~200cm,分枝する。…

※「さいたづま」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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