現代外国人名録2016 「サイモンマクバーニー」の解説
サイモン マクバーニー
Simon McBurney
- 職業・肩書
- 演出家,俳優 テアトル・ド・コンプリシテ芸術監督
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1957年
- 学歴
- ケンブリッジ大学卒
- 受賞
- 読売演劇大賞(最優秀演出家賞,第16回,2008年度)〔2009年〕「春琴」
- 経歴
- ケンブリッジ大学在学中に学生劇団で活動し、またフランスのジャック・ルコック・スクールで演劇を学ぶ。1983年劇団テアトル・ド・コンプリシテを結成。’93年から本格的にウエストエンドに進出し、「ルーシー・キャブロルの三つの人生」(’95年)、「ザ・ストリート・オブ・クロコダイル」(’98年)など、セリフに力点を置く英国演劇の伝統から離れて、俳優が体をフルに使い演技の可能性を広げていく演出で注目を集める。’95年よりたびたび来日。2003年村上春樹の小説「象の消滅」を「エレファント・バニッシュ」として舞台化し、東京で初演、以降2年間に世界6都市で上演し成功させた。2008年には谷崎潤一郎の評論「陰翳礼讃」と短編小説「春琴抄」をもとに舞台化した「春琴」を、日本人俳優によって東京の世田谷パブリックシアターで初演。これまで30余の作品を発表、41ケ国180を超える都市で公演している。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報