サイ・ヨク洞穴(読み)サイ・ヨクどうけつ(その他表記)Sai-Yok

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイ・ヨク洞穴」の意味・わかりやすい解説

サイ・ヨク洞穴
サイ・ヨクどうけつ
Sai-Yok

タイのクヮエノイ川の東岸にある洞穴遺跡群。 1961,62年にタイ=デンマーク隊が調査した。おもな遺物土器をもたない礫器文化のもので,ホアビン文化スマトラリス (スマトラ式石器) や短斧のほか,より古式のチョッパーなどがあり,上層で細石刃が発見されているのも注目される。新石器時代の墓に伴って土器,紡錘車方角石斧有肩石斧など,さらに青銅器や,歴史時代の蔵骨器も見出された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む