ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サイ・ヨク洞穴」の意味・わかりやすい解説 サイ・ヨク洞穴サイ・ヨクどうけつSai-Yok タイのクヮエノイ川の東岸にある洞穴遺跡群。 1961,62年にタイ=デンマーク隊が調査した。おもな遺物は土器をもたない礫器文化のもので,ホアビン文化のスマトラリス (スマトラ式石器) や短斧のほか,より古式のチョッパーなどがあり,上層で細石刃が発見されているのも注目される。新石器時代の墓に伴って土器,紡錘車,方角石斧,有肩石斧など,さらに青銅器や,歴史時代の蔵骨器も見出された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by