…近年では抗血清をはじめ治療法の進歩により,かつては12%に達した致命率は1%以下に減少したものの,なお毎年500~700人ほどの咬症患者(死亡は5人前後)が出ており,ハブによる有形無形の被害はきわめて大きい。南西諸島には本種以外に,宝島,小宝島にトカラハブT.tokarensis,八重山列島にサキシマハブT.elegans,そして奄美・沖縄諸島には太短いヒメハブT.okinavensisが分布するが,標高の低い隆起サンゴ礁の島には生息しない。【松井 孝爾】。…
※「サキシマハブ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...