さくら肉(読み)さくらにく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「さくら肉」の意味・わかりやすい解説

さくら肉
さくらにく

馬肉の呼び方の一つ語源について定説はないが、「咲いたサクラになぜ駒(こま)つなぐ」という都々逸(どどいつ)からきたとか、肉色桜色であるところからきたなどといわれる。肉が桜色をしているのは新しい間だけで、古くなると黒ずんでくる。

河野友美大滝 緑]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のさくら肉の言及

【ウマ(馬)】より

…駄載の場合は常歩の労役で体重の1/3くらいとされている。(2)馬肉 さくら肉とも呼ばれ,暗赤色で脂肪が少なく結締織が多い。グリコーゲンの含量が高く甘みが強い。…

【馬肉】より

…桜肉ともいう。ウマは,ウシ,ヤギ,ヒツジ,ブタが家畜化された時代よりも遅く,前3000年ころ家畜化された。ウマは家畜化された後も役用,乗用,とくに戦闘用としてたいせつに取り扱われ,食用にされることは比較的少なかった。古代エジプトやインダス文明では,ウマは軍神の化身としてあがめられ,馬肉を食べることは一般に禁じられていた。古代ゲルマン人は馬肉を食べていたが,キリスト教の影響によってしだいに食べなくなった。…

※「さくら肉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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