桜色(読み)サクライロ

デジタル大辞泉 「桜色」の意味・読み・例文・類語

さくら‐いろ【桜色】

桜の花びらのような色。肌などの、ほんのりと赤みを帯びた色。
[類語]ピンク桃色薔薇色

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精選版 日本国語大辞典 「桜色」の意味・読み・例文・類語

さくら‐いろ【桜色】

  1. 〘 名詞 〙 桜の花のような色。淡紅色。また、顔や肌などのほんのりと赤みを帯びた色などにもいう。
    1. [初出の実例]「さくら色に衣はふかくそめてきん花のちりなん後のかたみに〈紀有朋〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・六六)

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色名がわかる辞典 「桜色」の解説

さくらいろ【桜色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「ごくうすいみの」としている。一般に、バラ科ヤマザクラの花が咲き誇る姿のような、淡い紅色を表す伝統色名。紅染のもっとも薄い染色の色とされる。かさね色目いろめの名でもあり、表は、裏は紅色か濃い葡萄えびなど。多くの文人歌人が愛好してきた日本の春の代表色であり、とともに桜は日本の国花とみなされる。現代ではソメイヨシノが桜の代表格であり、この場合は花そのものの色を桜色とする。また「ほほを桜色にそめる」といった使い方をするように清純なイメージがある。

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