サハリンと大鵬

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サハリンと大鵬

元横綱大鵬の故納谷幸喜なや・こうきさんは1940年5月、当時日本統治下にあった樺太・敷香しすか(現サハリン・ポロナイスク)で牧場を経営していたウクライナ出身の父マルキアン・ボリシコ氏、母納谷キヨさんの三男として誕生。45年8月のソ連軍の樺太南部侵攻を受けて、家族と船で命からがら北海道に逃げた。納谷さんの自伝によると、以後、サハリンに戻ることはなかったが、力士になってから毎年のように北海道の北端稚内を訪れ、海の向こう故郷に思いをはせていた。(ポロナイスク共同)

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