日本大百科全書(ニッポニカ) 「サバレッラ」の意味・わかりやすい解説 サバレッラさばれっらJacopo Zabarella(1533―1589) イタリアのパドバ生まれの論理学者、自然哲学者。パドバ大学で論理学と自然哲学を学び、同大学でまず論理学を、ついで自然学を教えた。ポーランド王から誘いを受けたが、丁重に断り、そのかわりもっとも独創に富んだ著作『論理学書』を献呈した。この著作を契機として、学問の論理的構造をめぐり、ピッコロミーニFrancesco Piccolomini(1520―1604)との間に、パドバ大学史上もっとも有名な論争の一つが展開された。彼の論理学は16世紀末から17世紀にかけてドイツに大きな影響を与えた。[大谷啓治] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
367日誕生日大事典 「サバレッラ」の解説 サバレッラ 生年月日:1533年9月5日イタリアの論理学者,自然哲学者1589年没 出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報