サビツボキン(読み)サビツボキン(その他表記)Synchytrium

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サビツボキン」の意味・わかりやすい解説

サビツボキン(銹壺菌)
サビツボキン
Synchytrium

藻菌類ツボカビ目に属する寄生菌サビフクロカビともいう。日本においてはマツヨイグサに寄生するものについて,詳しくその生活史が調べられている。この菌の寄生した葉の組織銹菌におかされたようになり,その部から単毛の遊走子が泳ぎ出し,健全葉の気孔から再び寄生する。菌は終生単細胞で,最後に数細胞に分れてそれぞれが遊走子嚢となる。なお有性生殖は,遊走子とまったく同様に生じる運動性の配偶子が合着して行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む