改訂新版 世界大百科事典 「サフィーアッディーン」の意味・わかりやすい解説
サフィー・アッディーン
Ṣafī al-Dīn
生没年:?-1294
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…町の起源は,ササン朝時代にさかのぼるともいわれるが,はっきりするのはイスラム時代以降で,この地方の中心都市であった。13世紀初めに,モンゴル軍の侵略・破壊をうけたのち,サフィー・アッディーン(1252‐1334)が同市で神秘主義教団を設立し,その子孫イスマーイール1世が,サファビー朝を創設した。同市の北西部には,14世紀に設立された開祖サフィー・アッディーンの廟がある。…
…1501‐1736年。サファビー神秘主義教団の開祖サフィー・アッディーンṢafī al‐Dīn(1252‐1334)の子孫で,同教団の長イスマーイール1世が樹立。1501年タブリーズで即位したイスマーイール1世は,彼を神のように仰ぐクズルバシュを率いて,東はヘラート,西はディヤルバクル,バグダードに及ぶ地域を制圧した。…
…1501‐1736年。サファビー神秘主義教団の開祖サフィー・アッディーンṢafī al‐Dīn(1252‐1334)の子孫で,同教団の長イスマーイール1世が樹立。1501年タブリーズで即位したイスマーイール1世は,彼を神のように仰ぐクズルバシュを率いて,東はヘラート,西はディヤルバクル,バグダードに及ぶ地域を制圧した。…
…この伝統は9世紀以後のもので,本来ギリシア学の摂取消化の結果である。西アジアの音楽史上最も重要な著述を残した理論家はサフィー・アッディーンで,彼が提唱した17不等分律音階は,後世のイラン,アラブ,トルコの音楽理論の基礎となった。さまざまな中立音程の理論的な位置づけである。…
※「サフィーアッディーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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