サブラタ(その他表記)Sabrata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サブラタ」の意味・わかりやすい解説

サブラタ
Sabrata

リビア北西部,トリポリタニア地方北部の古い町。トリポリ西南西 64kmにある。地中海に面する漁港で,オリーブを産する。カルタゴによって建設され,前4世紀頃から定着生活が始められた町で,トリポリタニア3都市のうち,最も西に位置した。内陸からの隊商路の終着地として,貿易拠点であり,ローマ時代に最も繁栄した。円形劇場神殿噴水,居住跡が発掘されており,1982年世界遺産の文化遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android