現代外国人名録2016 「サムメンデス」の解説
サム メンデス
Sam Mendes
- 職業・肩書
- 演出家,映画監督 元ドンマー・ウェアハウス芸術監督
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1965年8月1日
- 学歴
- ケンブリッジ大学ピーターハウス英文科卒
- 勲章褒章
- CBE勲章
- 受賞
- アカデミー賞作品賞・監督賞(第72回,1999年度)〔2000年〕「アメリカン・ビューティー」,批評家サークル賞〔1989年・1993年・1996年〕,ローレンス・オリビエ賞(演出賞,第20回・27回)〔1996年・2003年〕,トニー賞〔1998年〕,米国映画監督組合賞〔1999年〕「アメリカン・ビューティー」,ゴールデン・グローブ賞作品賞・監督賞(映画ドラマ部門,第57回,1999年度)〔2000年〕「アメリカン・ビューティー」
- 経歴
- 母はポルトガル系。大学では学生演劇を演出、卒業後ロンドン近郊の劇場の演出家になる。実力はすぐ認められ、1990年23歳で名女優ジュディ・デンチ主演の「桜の園」でウェスト・エンドの劇場に抜擢され、批評家サークル賞の最優秀新人賞を受賞。続いて名優デレック・ジャコビ主演の「キーン」ではオリビエ賞の最優秀リバイバル賞の候補にあがった。’91年「ザ・シー」の演出でロイヤル・ナショナル・シアター(RNT)にデビュー、大型新鋭演出家として注目を集める。また’92年〜2002年ロンドンの中心コベント・ガーデンにあるドンマー・ウェアハウスの芸術監督として活躍し、同劇場を英国屈指の演劇空間に再生させた。2007年よりシアター・カンパニー、ザ・ブリッジ・プロジェクトの共同演出家。他の代表作に斬新なシェイクスピア劇「オセロー」のほか、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)で演出した「トロイラスとクレシダ」「リチャード三世」「テンペスト」がある。’99年スピルバーグに抜擢され、「アメリカン・ビューティー」で映画監督デビュー。2000年同作品でアカデミー賞作品賞、監督賞を受賞。同年ナイト爵に叙せられる。他の映画作品に「ロード・トゥ・パーディション」(2002年)、「ジャーベッド」(2005年)、「レボリューショナル・ロード/燃え尽きるまで」(2008年)、「お家をさがそう」(2009年)、「007 スカイフォール」(2012年)、「007 スペクター」(2015年)など。2003年女優のケイト・ウインスレットと結婚するが、2010年離婚。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報