サロード

百科事典マイペディア 「サロード」の意味・わかりやすい解説

サロード

北インドのリュート撥弦楽器ヒンドゥスターニー音楽独奏楽器西アジアラバーブ起源があると考えられているが,棹の部分金属板ふくべが取り付けられ,主要弦の下側に十数本の共鳴弦が張られたりして,形状も奏法もインド独特のものになっている。同じ金属弦をもつ撥弦楽器のシタールに比べて音色は地味であるが,深くまろやかな響きを出すことができる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

改訂新版 世界大百科事典 「サロード」の意味・わかりやすい解説

サロード
sarōd

北インドの撥弦楽器。古典音楽に独奏楽器として用いられる。西アジアのラバーブがインドに入ったものと考えられているが,棹の部分に金属板やふくべが取り付けられ,主要弦の下側に十数本の共鳴弦が張られたりして,形状も奏法もインド独特のものになっている。同じ金属弦をもつ撥弦楽器のシタールに比べて音色はじみであるが,深くまろやかな響きを出すことができる。
執筆者:


出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android