日本大百科全書(ニッポニカ) 「西アジア」の意味・わかりやすい解説 西アジアにしあじあWest Asia アジア西部の意であるが、通常は、ロシア連邦領であるアジア北西部、すなわちシベリア西部や旧ソ連領中央アジアを除外し、アジア南西部すなわち西南アジアと同義で用いられる。[末尾至行][参照項目] | 西南アジア | 西アジア史 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西アジア」の意味・わかりやすい解説 西アジアにしアジアWest Asia 西南アジアともいう。アジアの西部,アフガニスタン以西の地域。中央アジアから北アフリカに続く乾燥地帯にあり,イスラエルを除くとイスラム教徒の国で,イスラム圏の主要地域。ヒマラヤ=アルプス造山帯にあるアフガニスタン,イラン,トルコ,さらにキプロスの島国を除く諸国は,アラブ族が主要民族でアラブ連盟の中核地域でもある。草原や砂漠が広く,遊牧とオアシス周辺の灌漑農業が生活の基本であるが,20世紀に入って石油資源が開発され,特に第2次世界大戦後は石油の重要性が高まっている。古代文明の発祥地の一つでイスラム教,キリスト教,ユダヤ教も興り,高い文化が成立してきた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報