日本大百科全書(ニッポニカ) 「サンブル川」の意味・わかりやすい解説 サンブル川さんぶるがわLa Sambre フランス北部、アルデンヌ高原の北西端に源を発し、北東流してベルギー領に入る川。ムーズ川(マース川)の支流。ナミュールで、北流してきたムーズ川と合流する。全長193キロメートル。重要な河川交通路で、上流部は運河によってオアーズ川と結ばれる。シャルルロアからブリュッセルまでは別の運河が通じる。ベルギーの炭田地域を流域に含み、かつてシャルルロアとナミュールとの間の河谷には重要な工業地域が発達していたが、1970年代以降衰退した。シャルルロアまでは1300トンの船が航行できる。[川上多美子][参照項目] | マース川 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例