サンレミ聖堂(読み)サンレミセイドウ

デジタル大辞泉 「サンレミ聖堂」の意味・読み・例文・類語

サンレミ‐せいどう〔‐セイダウ〕【サンレミ聖堂】

Basilique Saint-Remi》フランス北東部、グラン‐エスト地方、マルヌ県の都市ランスにある聖堂メロビング朝開祖である初代フランク国王クロビス1世に、洗礼を授けた大司教レミギウス(聖レミ)の墓がある。11世紀に建造され、ロマネスクゴシック両様式が見られる。1991年、付近にあるランス大聖堂トー宮殿とともに、世界遺産(文化遺産)に登録された。サンレミ旧大修道院

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サンレミ聖堂」の意味・わかりやすい解説

サン・レミ聖堂
サン・レミせいどう
Abbaye de Saint-Rémi

フランス北東部,マルヌ県ランスにある聖堂。ランス大聖堂の南に位置する。6世紀初頭,フランク王国の国王クロービス1世に洗礼を授けたランスの初代大司教レミギウス (サン・レミ) の墓所に,11世紀から 12世紀にかけて修道院として建てられた。修道院本体は現在博物館となっているが,ロマネスク様式の聖堂には 1847年に再建されたレミギウスの墓がある。付近にある大司教の公邸であったトウ宮殿は,現在では美術館となりランス大聖堂の貴重な宝物が収められている。 1991年ランス大聖堂,トウ宮殿とともに世界遺産の文化遺産に登録。

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