サーミスター真空計(読み)サーミスターシンクウケイ

化学辞典 第2版 「サーミスター真空計」の解説

サーミスター真空計
サーミスターシンクウケイ
thermistor vacuum gauge

熱伝導真空計一種.発熱体としてタングステン白金などの細線のかわりにサーミスターを用いた真空計.現在,一般にはサーミスターとしてはMn-Ni-Coの三元系の酸化物焼結体を用いることが多い.圧力の測定方法は,定電圧をサーミスターに加えるとサーミスターの温度は気体圧力によって変化するので,サーミスターの温度をその抵抗値によって測定し,真空計として使用する.サーミスターの抵抗は温度係数が大きいので,これは精度のよい真空計といえる.測定範囲は4×10-4~1.3×102 Pa である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む