ザンクトガレン州(読み)ザンクトガレン(その他表記)Sankt Gallen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザンクトガレン州」の意味・わかりやすい解説

ザンクトガレン〔州〕
ザンクトガレン
Sankt Gallen

スイス北東部の州。州都ザンクトガレン。東部はライン河谷をへだててオーストリアリヒテンシュタインに接する。北西部は丘陵地帯,東部はライン河谷平野を占め,中央の山岳地帯にはアッペンツェル州が島状に州域をもつ。住民はドイツ語を話し,約6割がカトリック中部から東部にかけてプロテスタントが多い。平地では果樹栽培,ワイン醸造,高地では牧畜酪農が行われる。手の込んだ織物や刺繍が農民家内工業として広く行われ,都市ではその機械化のほか,化学,薬剤,食品などの工業がある。観光収入も多く,特にウィンタースポーツの中心地として有名。面積 2014km2。人口 42万 268 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む