ザーンスタット(その他表記)Zaanstad

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ザーンスタット」の意味・わかりやすい解説

ザーンスタット
Zaanstad

旧称ザーンダム Zaandam。オランダ西部,ノールトホラント州の都市。アムステルダム北西約 10km,ザーン川と北海運河の合流点に位置する。 17世紀には造船業で栄え,1697年にはロシアのピョートル大帝 (1672~1725) が造船技術を学ぶために滞在。彼の住んだ小屋が現存する。 17世紀の風車製粉場もいくつか残り,付近には風車博物館もある。ザーン川に沿う工業地帯中核をなし,製材業が多く,木材取引の中心地。食品工業,塗料工業立地人口 13万 1273 (1992推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のザーンスタットの言及

【ザーンダム】より

…オランダ,北ホラント州の昔の工業地帯。現在はザーンスタットZaanstad市の一部をなす。17世紀には数百基の風車がたち並び,これを動力源にして造船,製材,製紙,搾油などの諸工業が大いに栄えた。…

※「ザーンスタット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む