普及版 字通 「シ・イ・ここに」の読み・字形・画数・意味 16画 [字音] シ・イ[字訓] ここに[説文解字] [字形] 会意二(すい)の形。は祟(たたり)をなす獣の象形。この獣の呪能を用いる種々の呪儀があった。例えば隷はこの獣の尾をもつ形で、これによって災厄を他に移し隷(つ)ける。その移された者を徒隷という。〔説文〕九下に「の屬なり。二に從ふ。~書に曰く、(ここ)に上に(まつり)す」と〔書、舜典〕の文を引く。いま「肆(ここ)に」に作る。〔玉〕に「豕(ぶた)の聲なり」とするが、その用例はみえない。[訓義]1. ここに。2. ついに。3. 字は、また肆に作る。4. 豚のこえ。[古辞書の訓]〔字鏡集〕 ヰノコヱ 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by