シ・いねたば・つむ

普及版 字通 「シ・いねたば・つむ」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音]
[字訓] いねたば・つむ

[説文解字]
[金文]

[字形] 形声
声符は(し)。は朿(し)と同じく標木の形で、積み重ねる意をもつようである。積の初文責は、に作る。〔説文〕七上に「五(そう)をと爲す」とあり、一は四十秉(へい)、は二百秉にあたる。金文の〔鼎(こつてい)〕は寇禾(こうか)事件をしるすものであるが、「禾十」を掠取され、それに数倍する賠償をえており、大鼎を鋳てそのことを銘している。〔儀礼、聘礼記〕に二百四十斤を一秉としている。一秉十籔(そう)、一籔は十六斗、一秉は十六斛(こく)にあたる計算である。〔説文〕にまた「一に曰く、數、よりに至るをと曰ふ」とあり、のち十億をという。

[訓義]
1. いねたば、いねの糧、二百秉、三千二百斛。
2. つむ、つみかさねる。
3. 数の単位。億の万倍。また十億。

[古辞書の訓]
字鏡集 ヲホノカズ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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