シェール川(読み)シェールがわ(その他表記)Cher

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェール川」の意味・わかりやすい解説

シェール川
シェールがわ
Cher

フランス中部,マシフサントラル (中央山地) 北部に源を発し,ほぼ北西流するロアール川支流全長約 350km。上流では山地を深く刻むが,モンリュソン付近から谷は広がりはじめ,ベリー台地では谷底に豊かな牧草地を形成。イエーブル川を合流するビエルゾン付近では穀物も栽培される。ソードル川を合流する付近からの下流一帯は牧草,ブドウが栽培され,ワインの産地。また,河岸段丘に多数の洞穴住居跡がある。アンボアーズ南東には有名なシュノンソーの城がシェール川をまたいで建てられている。ツールの下流でロアール川に合流する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android