法則の辞典 の解説 シェーンベルク‐チャンドラセカールの限界質量【Schönberg-Chandrasekhar's limiting mass】 星の自己重力による収縮に対し,電子の縮退圧によって力学的平衡を保つことが可能な質量で,太陽の質量の約1.44倍に当たる.星の進化につれて内部は高密度となって電子の縮退が起こり,その縮退圧によって力学的平衡が保たれる.やがて核エネルギーが消費しつくされたとき,質量がこの限界質量よりも小さければ白色矮星になり,大きければ超新星爆発を起こす. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報