普及版 字通 の解説
19画
[字訓] うつわ・ととのえる
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は齊(斉)(せい)。〔説文〕五上に「黍稷(しよしよく)のなり。祀る以(ゆゑん)のなり」(段注本)とあり、神に供えるものを盛(しせい)という。黍稷の類には、たとえば稲には嘉というように、美称を用いることがあり、これを号という。黍稷を盛る(ほ)という器は方形。字の齊は方鼎のことをいうので、(方鼎)の省文であろうかと思われる。その器に盛るものを粢(し)という。字はまた粢に作ることがある。
[訓義]
1. うつわ、まつるうつわ、黍稷をいれ供えるうつわ。
2. ととのえる、調理する。字はまた斉に作る。
[熟語]
号▶・盛▶
[下接語]
共・玉・羞・明
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報