現代外国人名録2016 「シプリアンカツァリス」の解説
シプリアン カツァリス
Cyprien Katsaris
- 職業・肩書
- ピアニスト
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1951年5月5日
- 出生地
- マルセーユ
- 学歴
- パリ音楽院卒
- 受賞
- アルベール・ルーセル財団賞〔1970年〕,アレックス・デ・フリース基金賞〔1972年〕,チャイコフスキー国際コンクール名誉賞〔1970年〕,ジョルジュ・シフラ国際ピアノコンクール第1位〔1974年〕
- 経歴
- ギリシャ系フランス人。4歳でピアノを始め、パリ音楽院ではピアノと室内楽の2部門を首席で卒業。1966年パリで初コンサートを開く。’70年アルベール・ルーセル財団賞受賞、また同年のチャイコフスキー国際コンクールで名誉賞を受けた。’72年のエリザベート王妃国際音楽コンクールでは審査員長エミール・ギレリスの強い反対で優勝を逸し(ソ連のアファナシェフが優勝,本人は第9位)、コンクール史上の一つのスキャンダルとなったが、’74年のジョルジュ・シフラ国際コンクールで優勝して注目を集める。ソロ・リサイタルのほか、フィラデルフィア管、コンセルトヘボウ管など世界的オーケストラとも共演、多くの録音も行う。’80年代にベートーヴェンの交響曲全曲のリスト編曲ピアノ版を録音・演奏。超絶技巧ピアニストとして活動するほか、独自の視点での編曲を施し、自主レーベル“PIANO21”を設立。日本では’93年NHK教育テレビ「ショパンを弾く」シリーズの教師役を務めた。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報