シベリア抑留と民主運動

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シベリア抑留と民主運動

ソ連は第2次大戦末期の1945年8月に対日参戦するとともに、旧満州などから日本の将兵民間人を連行して抑留し強制的に働かせた。「シベリア抑留」として知られる。厚生労働省は旧ソ連とモンゴルで約57万5千人が抑留され、重労働と寒さ、飢えなどで約5万5千人が死亡したと推計する。ソ連当局は戦犯追及などの動きを利用する形で抑留者をソ連の協力者に仕立てる「民主運動」を組織。「アクチブ」と呼ばれる日本人活動家が養成され、極東ハバロフスクでは抑留者向け「日本新聞」も発行された。(ハバロフスク共同)

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