シャンベラン(その他表記)Chamberland, Charles Édouard

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シャンベラン」の意味・わかりやすい解説

シャンベラン
Chamberland, Charles Édouard

[生]1851.3.12. シリルビニョブル
[没]1908.5.2. パリ
フランスの細菌学者。 1875年,パリの生理学研究所で L.パスツールの助手となり,88年,パスツール研究所に入り,1904年,同副所長となる。シャンベランろ過器の創案者。これは素焼き製で細孔があるが,細菌を通さず,ウイルスだけを通す。これによってウイルスにろ過性病原体の名が与えられ,ウイルス学確立の基礎となった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android