ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュプイル遺跡」の意味・わかりやすい解説 シュプイル遺跡シュプイルいせきXupuhil メキシコのカンペチェ州南部にあるマヤ古典期後期 (600~900) の遺跡。宮殿とピラミッド神殿とを複合させたような独特の建築様式に特色がある。勾配約 80度の非常に急傾斜なピラミッドや頂部の神殿は,いずれも形を模造したもので実用性はない。これは建築の機能よりも外観の装飾効果に重点をおいたもので,リオ・ベックと呼ばれるマヤの地方様式を表わしている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by