改訂新版 世界大百科事典 「シュマルカルデン条項」の意味・わかりやすい解説
シュマルカルデン条項 (シュマルカルデンじょうこう)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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…その年プロテスタントの政治的結集を求める諸侯の願いでもたれたチューリヒのツウィングリとの神学会談は,聖餐論において一致に至らなかったが,30年アウクスブルク国会には,いくつかのルターの信仰告白を基とした,メランヒトン起草の〈アウクスブルク信仰告白〉が提出され,これによってルター派教会がしだいに西欧各地に形成されていく。ルター自身も37年には〈シュマルカルデン条項〉によって重ねてみずからの信仰的立場を明らかにした。34年には全聖書のドイツ語訳出版をみるが,こうして死に至るまで大学での聖書講義(《ガラテヤ人への手紙》《創世記》など),著作活動,改革の指導や牧会活動を,弱まっていく健康にもかかわらずつづけていった。…
※「シュマルカルデン条項」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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