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和協信条 わきょうしんじょうKonkordienformel; Formula concordiae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

和協信条
わきょうしんじょう
Konkordienformel; Formula concordiae

アウクスブルク信条の正統的解釈書で,宗教改革時代のルター派最後の信条書。ルターの死後発生したルター主義運動内の分裂を克服するため神聖ローマ帝国の新教諸侯が神学者らに依頼して作成,主として J.アンドレー,M.ケムニッツが著述し,1577年3月に完成した。カトリックのトリエント公会議の文書に対応するもので,12ヵ条から成り,聖体内のキリストの実在,キリストにおける神性と人性の関係,神の予知と人間の自由,人間性の堕落などについてルター正統主義の決定的立場を解明している。

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世界大百科事典 第2版の解説

わきょうしんじょう【和協信条 Formula concordiae[ラテン]】

ルター派教会の信条の一つ。宗教改革者ルターの生存中から神学的理解の不一致はみられたが,その死後ルター派教会の神学者の間で神学上の諸問題や教会生活上の問題について理解が一致せず,神学論争がくり返された。それは主としていずれもメランヒトンの弟子たちによって形成された真正ルター派とフィリップ派との間で起こった論争であったが,1560年代後半からしだいにこれらの神学論争の結果をまとめて,ドイツのルター派教会内に信仰的・神学的一致をもたらそうという気運が高まった。

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