シュルツェ=デリッチュ(読み)シュルツェデリッチュ(その他表記)Schulze-Delitzsch, Franz Hermann

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シュルツェ=デリッチュ」の意味・わかりやすい解説

シュルツェ=デリッチュ
シュルツェデリッチュ
Schulze-Delitzsch, Franz Hermann

[生]1808.8.29. デリッチュ
[没]1883.4.29. ポツダム
ドイツの政治家,経済学者。 1848年プロシア国会議員となったが,51年自由主義傾向のため辞任。ハレ近郊の故郷の町デリッチュに帰り,いわゆるシュルツェ=デリッチュ式組合と呼ばれる貸付け中心の協同組合の組織に尽力。 59年中央機関を設立して東ドイツの農村産業組合の発展に寄与,また再び政界に入ってプロシア国会議員 (1861~75) ,ドイツ国会議員 (81~83) となる。 67年にはプロシア政府に最初の産業組合法を成立させた。主著『庶民銀行としての貸付け,信用組合』 Vorschuss-und Kreditvereine als Volksbanken (1855) ,『ドイツにおける組合組織の発展』 Die Entwicklung des Genossenschaftswesens in Deutschland (70) 。

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