法則の辞典 「シュースの法則」の解説
シュースの法則【Suess' law】
第1則:質量数 A が奇数の核種の存在度 H は,A≧50のとき,A に対してなめらかな関数となる.
第2則:質量数 A が偶数のとき,質量数90以上では同重体の存在度の和が質量数に対して滑らかに変化し,質量数90以下では過剰中性子数(質量数から原子番号の2倍を差し引いた数)が等しい核種の存在度の和が,質量数に対して滑らかに変化する.
第3則:質量数70以下では,同重体の存在度は原子番号の小さなものほど小さく,質量数70以上ではその逆となる.
第4則:中性子数が魔法数の場合には例外が現れる.