ショウキハゼ(読み)しょうきはぜ(その他表記)bearded goby

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ショウキハゼ」の意味・わかりやすい解説

ショウキハゼ
しょうきはぜ / 鍾馗沙魚
bearded goby
[学] Triaenopogon barbatus

硬骨魚綱スズキ目ハゼ科に属する海水魚。日本、朝鮮半島、中国、台湾に分布。日本では有明海(ありあけかい)の干潟に多い。頭部は大きく、頭側および下顎(かがく)に特有のひげが並ぶ。左右の腹びれは合して杯(さかずき)状をなす。全長12センチメートルを超え、小形の甲殻類などの小動物を食べる。有明海での産卵期は5~8月。カキ殻の内面に卵塊を産み付け、雄の親魚がそれを守る習性がある。寿命は3年に及ぶ。食用にはしない。

[道津喜衛]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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