普及版 字通 「ショウ・やわらぐ・にる」の読み・字形・画数・意味
17画
[字訓] やわらぐ・にる
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 会意
辛(しん)+両火+(又)(ゆう)。〔説文〕十上に「大いに熟(に)るなり」とし、「辛とは物の熟えたる味なり」とするが、字形は燮と似ており、声義の近い字であろう。金文に「柔らげ燮(をさ)む」とある燮は、言の部分が丁や不の形に作るものがあり、両火はそれを清めるためのものであろう。燮・はおそらくもと同字。〔説文〕は變(変)字条三下の重文に(じん)に従う字を録する。みな古い字形に由るものであろう。
[訓義]
1. よく煮る。
2. おさめやわらげる。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報