ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ショナ族」の意味・わかりやすい解説
ショナ族
ショナぞく
Shona
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…年による変動が南西へいくほど大きくなるが,平均は東部山地の1200mm以上を最多に,ハイ・ベルトの北東部で800~900mm,南西部で500~600mm,最少のリンポポ低地で300~400mmである。【戸谷 洋】
[住民,社会]
バントゥー系のショナ族Shonaが70%の多数を占め,そのほかヌデベレ(ンデベレ)族Ndebeleが16%を占める。白人の人口は減少したが,なお約1%を占め,アジア人も少数だが居住している。…
…建設年代および建設者については,古くから激しい議論があり,古代東方人説とアフリカ人説とが対立していた。しかし1958年以後の考古学的および民族学的な調査・発掘によって,ショナ族Shonaとロズウィ族Rozwiが11~18世紀に建設したこと,また前期のモノモタパ期(モノモタパ王国)と後期のマンボMambo期に分けられることが判明した。 11世紀に牛を飼うショナ族が,石灰なしで不整形の石を積んで〈アクロポリス〉の石壁を築いた。…
…またタンザニアの支援も得て,マコンデ族は独立時にはモザンビーク解放戦線(FRELIMO(フレリモ))の有力メンバーとして,積極的に活動した。 ジンバブウェにまたがり南部に居住するショナ族Shonaは,モロコシ,トウモロコシを中心に,シコクビエ,イネ,豆類を栽培する農耕民である。牛も飼育し,花嫁代償(婚資)として用いるが,女性は牛に近づくことも許されない。…
…南アフリカ,現在のジンバブウェ共和国を中心に,北はザンベジ川,南はトランスバール,西はボツワナ東部,東はインド洋に及ぶ,ショナ族Shonaおよびロズウィ族Rozwiを中心とする部族連合王国。11~19世紀に栄え,モノモタパMonomotapa期(11~15世紀)とマンボMambo(〈王〉の意)期(15~19世紀)に分けられる。…
※「ショナ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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