すべて 

ニイカ族(読み)ニイカぞく(その他表記)Nyika

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニイカ族」の意味・わかりやすい解説

ニイカ族
ニイカぞく
Nyika

ミジケンダ族 Mijikenda,ニカ族 Nikaともいう。ケニアタンザニアの海岸線に沿った地域に住むバンツー語系諸族。スワヒリ語を話す者もおり,アラブの影響もかなり顕著である。ディゴ,ギリャマ,ドゥルマ,ジバナ,ラバイ,リベ,チョニイ,カウラ,カンベの諸民族を含み,総人口は 100万以上と推定される。おもに農耕に従事し,とうもろこし,雑穀類,キャッサバなどをつくっているが,民族によっては牧畜漁業も重要である。また交易も古くから盛んであった。一般に父系氏族リニージがみられるが,母系リニージが同時にみられることもある。年齢組体系は高度に発達しており,13の循環型をとる。これはかつては政治的にも重要であった。多くはイスラム教徒であるが,キリスト教徒もおり,祖先崇拝が盛んである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

すべて 

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む