ニイカ族(読み)ニイカぞく(その他表記)Nyika

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニイカ族」の意味・わかりやすい解説

ニイカ族
ニイカぞく
Nyika

ミジケンダ族 Mijikenda,ニカ族 Nikaともいう。ケニアタンザニアの海岸線に沿った地域に住むバンツー語系諸族。スワヒリ語を話す者もおり,アラブの影響もかなり顕著である。ディゴ,ギリャマ,ドゥルマ,ジバナ,ラバイ,リベ,チョニイ,カウラ,カンベの諸民族を含み,総人口は 100万以上と推定される。おもに農耕に従事し,とうもろこし,雑穀類,キャッサバなどをつくっているが,民族によっては牧畜漁業も重要である。また交易も古くから盛んであった。一般に父系氏族リニージがみられるが,母系リニージが同時にみられることもある。年齢組体系は高度に発達しており,13の循環型をとる。これはかつては政治的にも重要であった。多くはイスラム教徒であるが,キリスト教徒もおり,祖先崇拝が盛んである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む