日本大百科全書(ニッポニカ) 「ショーリアック」の意味・わかりやすい解説 ショーリアックしょーりあっくGuy de Chauliac(1298―1368) フランスの医師、とくに外科手術をもって名高い。彼の書いた『外科』InventariumまたはChirurgia Magna(1363)は16世紀まで何度も出版され、広く読まれた。オーベルニュのショウリアコに生まれ、モンペリエ、ボローニャ、パリで医学を学び、リヨンで医業に従事し、モンペリエで教えたこともある。アビニョンの教皇クレメンス6世、インノケンティウス6世、ウルバン5世の侍医を務めた。彼の外科では、とくにヘルニアの記載、治療法が有名である。[中川米造] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例