シラゲガヤ(その他表記)velvet grass
woolly softgrass
Holcus lanatus L.

改訂新版 世界大百科事典 「シラゲガヤ」の意味・わかりやすい解説

シラゲガヤ (白毛茅)
velvet grass
woolly softgrass
Holcus lanatus L.

ヨーロッパ原産のイネ科帰化植物多年草で株になる。全体に白い毛があるので灰緑色に見え,和名はこれに由来する。茎は高さ30~80cm,葉は線形で,長さは10~30cm,幅は5~8mmで,密に白いビロード状の毛におおわれ,葉鞘(ようしよう)には白い逆毛がある。5月から7月ころに,長楕円形でやや密な円錐花序を出し,花序の長さは8~15cmある。小穂は花序の枝に密生し,長さは4mmくらい,淡紫色を帯びた白色で,ビロード状の毛があり,小花は2個,上方の小花にかぎ形の短い芒(のぎ)がある。地中海地方,バルカン半島からカフカス地方の植物で,北アメリカと日本に帰化した。砂地や乾いた草地に生えるので,たまに牧草に使われることもあるが,家畜はあまり好まないという。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 小山

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む