コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

帰化植物 きかしょくぶつ naturalized plant

5件 の用語解説(帰化植物の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

帰化植物
きかしょくぶつ
naturalized plant

他国から運ばれてきた植物や種子が,その国に土着し自生するにいたったもの。日本の場合,最も古いものとして,イネとともに渡来したと考えられるコナギ,セリ,イヌビエなど,次いでスイバミミナグサハコベハルノノゲシノニガナタネツケバナオオバコなどがある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

きか‐しょくぶつ〔キクワ‐〕【帰化植物】

植物が自生地から他地域に移され、野生化して繁殖するようになったもの。日本ではブタクサヒメジョオンシロツメクサなど。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

帰化植物【きかしょくぶつ】

外国の植物が自生地から人間の媒介で渡来し,繁殖,生育して野生するようになったもの。普通侵入経路が歴史的に見当のつくものだけをいうが,稲作とともに入ってきた植物を想定して史前帰化植物呼ばれるものもある。
→関連項目雑草

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

大辞林 第三版の解説

きかしょくぶつ【帰化植物】

本来の自生地から人間の媒介などによって他の地域へ運ばれ、野生化した植物。日本へ帰化したものにはマツヨイグサ・ハルジョオン・アレチノギク・ブタクサなどがある。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

帰化植物
きかしょくぶつ

本来の生育地から、人間の媒介によって他の地域に移され、そこで野生化して繁殖する植物をいう。島国である日本には、さまざまな原因で長い年月の間に、外国から渡来し、野生化した帰化植物がある。欧米などでも他の大陸からの帰化の例が同様に知られている。
 帰化植物には、栽培などの目的で意識的に移入した植物が逸出する場合と、種子や果実(種実)が他物に付着したり混入したりして、無意識的に移入される場合とがあるが、いずれにしても、帰化植物が日本在来の植物集団のなかに仲間入りするには、それ相応の強い生活力をもたねばならない。移入の機会に恵まれた種子は、発芽成長して生活環を全うし(一次帰化。生活環を全うしない場合は仮帰化)、さらに分布域を拡大する(二次帰化)。無意識的な種子移入による一次帰化地は、港、貨物駅構内、養鶏場、精米所、牧場など、さまざまである。旺盛(おうせい)な土着能力をもつ帰化植物は、路傍、庭、休耕している田畑、造成地など、人為的な影響を受けた場所を二次帰化地として、さらに分布圏を広げていく。
 近年、日本各地に繁茂しているセイタカアワダチソウは帰化植物のよい例である(原産地は北アメリカのアラバマ州であり、州花とされている)。現地ではよく繁殖し、多くの種に分類され、変異性に富み、花粉は風媒され、多数の種子は風で散布される。また、地下茎は強い栄養繁殖の能力をもち、他の植物に有害となる他感作用物質を出す。このような性質が、新しい土地での生活に有利なのであろう。一般的に帰化植物は、細胞学的には在来種に比べて高次の倍数体植物が多いという。
 新しい土地に野生化した帰化植物も、群落遷移の初期(二次遷移)の段階までのことで、やがてススキなどの多年生草本期や陽樹期になると消滅する。[小滝一夫]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の帰化植物の言及

【外来種】より

…もともとその地になく,他から移住したり導入されたりして居つくようになった動植物。外国から入ってきた生物を指すことが多く,帰化動物,帰化植物などといわれる。最近ではアメリカシロヒトリ,セイタカアワダチソウなどが有名である。…

【帰化生物】より

…人工的な環境を生育場所としていても,その生物が自然な分布能力で分布域を広げたものは,帰化生物とはいわない。
【帰化植物】

[農耕開始以前に人間に持ち歩かれた植物]
 農耕の開始以前にも,人間は植物と密接な関係をもって生活をしていた。狩猟採集民族が有用な植物を意図的に保護している例は多く知られているが,民族の放浪とともにこの有用な植物を持ち歩き,それが野生化した例はあったと思われる。…

【雑草】より

…日本に自生する山野草のうち人里に入って雑草となっているものにはススキ,クズ,ヨシ,イタドリ,ネザサ,ヨモギなどがあり,また耕地雑草では水田のアギナシ,畑地のネザサの2種が知られている。今日,日本の雑草の大部分を占めているのは,本来の自生地である外国から人間,文化の交流に伴って渡来し定着した帰化植物である。古くは,有史以前にイネに随伴して渡来した南方起源のものがある。…

※「帰化植物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

帰化植物の関連キーワード裸子植物零れ種種根他国澱粉種子舶来無胚乳種子薬用茶二次ラテライトナタネ(菜種)

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

帰化植物の関連情報