しるい

精選版 日本国語大辞典 「しるい」の意味・読み・例文・類語

しる・い

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]しる・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「しる(汁)」を活用させた語か。「じるい」とも )
  2. 液となってねばっこい。また、汁気が多い。水っぽい。
    1. [初出の実例]「しるきもののかたまるをこるといへる」(出典:名語記(1275)五)
    2. 「つるはこべを塩にてもみ、〈略〉三年四年過ければみな水のごとくしるく成也」(出典:仮名草子・似我蜂物語(1661)下)
  3. 雨降りや水まきの後で、道がぬかっている。泥が深い。
    1. [初出の実例]「塗泥とはしるいぞ」(出典:史記抄(1477)三)
    2. 「地のしめりたる所をじるいといふ」(出典:浮世草子・世間仲人気質(1776)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「しるい」の読み・字形・画数・意味

【紫】しるい

藤かずら。

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