シロアリモドキ類(読み)シロアリモドキるい(その他表記)Embioptera; webspinner

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シロアリモドキ類」の意味・わかりやすい解説

シロアリモドキ類
シロアリモドキるい
Embioptera; webspinner

シロアリモドキ目に属する昆虫総称紡脚類ともいう。体は小型で細長い。雌は無翅,雄は有翅または無翅で,は前後翅がほぼ同形同大で翅脈は単純である。口器は咀嚼型。肢は短く,跗節は3節から成る。前肢の第 1跗節は大きく,無数の絹糸腺 (紡績腺) をもつ。腹部は細長く,腹端に2節から成る尾毛が1対あるが,雄ではこの部分が著しく非対称になっている。不完全変態。おもに熱帯に分布し,樹皮下などに絹糸腺から出した絹糸でトンネルをつくって群生することが多い。日本には九州南部以南に1種が知られているだけである。 (→昆虫類 )  

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む