しんめり(読み)シンメリ

精選版 日本国語大辞典 「しんめり」の意味・読み・例文・類語

しんめり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 衣服などが湿気を帯びているさまを表わす語。しっとり。
    1. [初出の実例]「高い山はくもきりがかかるほどに、〈略〉きるものもしんめりとなるぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)八)
  3. しんみり
    1. [初出の実例]「しづかにしんめりとしてかいそばうてあるは」(出典:玉塵抄(1563)三六)
    2. 「菩醍樹が青びかりに光るしんめりとした月の光をあびて、おぼろにあをみ」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む