しんめり(読み)シンメリ

デジタル大辞泉 「しんめり」の意味・読み・例文・類語

しんめり

[副]しんみり」に同じ。
「なんとなく―として水を打ったようであった」〈未明薔薇巫女

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精選版 日本国語大辞典 「しんめり」の意味・読み・例文・類語

しんめり

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. 衣服などが湿気を帯びているさまを表わす語。しっとり。
    1. [初出の実例]「高い山はくもきりがかかるほどに、〈略〉きるものもしんめりとなるぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃)八)
  3. しんみり
    1. [初出の実例]「しづかにしんめりとしてかいそばうてあるは」(出典:玉塵抄(1563)三六)
    2. 「菩醍樹が青びかりに光るしんめりとした月の光をあびて、おぼろにあをみ」(出典:めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉一)

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