シーケンスコントローラー(読み)しーけんすこんとろーらー(その他表記)sequence controller

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

シーケンスコントローラー
しーけんすこんとろーらー
sequence controller

自動制御方式の一つであるシーケンス制御を行う制御装置シーケンサーともいう。対象の状況とあらかじめ定められた順序と条件により制御信号を発信する。古くはリレータイマーなどを結線した論理回路であったため、制御のプログラム変更が容易ではなかった。1970年代にマイクロプロセッサーが開発されるにおよび、マイクロコンピュータによるシーケンスコントローラー代替が実現し、制御プログラムの変更が容易なプログラマブル・ロジック・コントローラー(略称PLC)となっている。階層構成のコンピュータ制御システムでは、最下位のスレーブコントローラーslave controllerの働きをすることが多い。

岩村 衞・山﨑弘郎]

『大林誠著『図解 シーケンスコントローラ入門』(1988・オーム社)』『木村陽一著『シーケンサ――ここがポイント・制御のしくみ』(1991・電気書院)』『岡本裕生著『やさしいリレーとシーケンサ』(1995・オーム社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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