日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジェネー」の意味・わかりやすい解説 ジェネーじぇねーDame Adeline Genée(1878―1970) デンマーク生まれのイギリスのバレリーナ。ロンドンのエンパイア劇場に1897年から10年間在籍し、『コッペリア』の主役スワニルダを当り役とした。ディアギレフのロシア・バレエ団のヨーロッパ公演により、新たな人気バレリーナ、アンナ・パブロワ、カルサビナがロンドンに現れ、彼女の人気は去った。1920年から約30年間、ロイヤル・アカデミー・ダンシングの会長を務め、50年にデイムに叙せられた。[市川 雅] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例