普及版 字通 「ジ・くちもと」の読み・字形・画数・意味
9画
[字訓] くちもと
[字形] 形声
声符は耳(じ)。〔礼記、曲礼上〕に「(長者)劍(肩越しに、左手で抱く)辟(へきじ)(口もとに寄せる)して之れ(童子)に詔(つ)ぐるときは、則ち口を掩(おほ)うて對(こた)ふ」とあり、とは口もと近くをいう。
[訓義]
1. くちもと。
2. くちをおおう。
3. 蚕が糸をはく。
4. と通用し、えさ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 口波志(くちばし)、、久不(くふ) 〔名義抄〕 クチノサキラ・クチバシ・サキラ・クフ・クチハキ 〔字鏡集〕 サキラ・ササヤク・クチサキラ・クチワキ
[熟語]
糸▶
[下接語]
辟
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報