20世紀西洋人名事典 「ジャコブ・A.リース」の解説
ジャコブ・A. リース
Jacob August Riis
1849.5.3 - 1914.5.26
米国の写真家,新聞記者。
デンマーク出身。
21歳の時、ニューヨークに移民し、移民の味わった差別待遇や貧困を体験する。その後、新聞記者となり、移民生活を取材し、社会改革を進めるため写真映像を用いる。それらの記事や写真をThe Sun紙に発表し、「他の半分の人はどう生きるか」(1890年)や「貧困家庭の児童」(1892年)などを著す。それがニューヨーク市公安委員長セオドア・ルーズベルトの目にとまり、種々の社会改革の実施に至る。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報