ジャ・ななめ・よこしま・わるい

普及版 字通 の解説


10画

[字音] ジャ
[字訓] ななめ・よこしま・わるい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(が)。(邪)(じや)と同声。に形の不正に曲がったものの意がある。〔説文〕八上に「(なな)めなり」とあり、また(い)字条十下に「(なな)めなり」とあって互訓する。〔周礼、天官、宮正〕に「其の奇の民を去る」とあり、奇邪の服を著け、巫蠱(ふこ)などの呪術を行う邪教の徒をいうのであろう。奇服・奇邪の意にはがその正字であるが、漢碑の〔曹全碑〕などにすでにの字を用いており、のち通行の字となった。

[訓義]
1. ななめぎれ、ななめ。
2. 邪と通じ、よこしま、わるい。

[語系]
・斜zyaは同声。みなものが斜めの状態にあることをいい、方正に対して不正の意となる。語彙は邪字条参照。

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む